暮らしてわかる「キッチン収納の不満」をオーダーメイドの食器棚で解決

2022年12月12日オーダー家具実例ID#30385
暮らしてわかる「キッチン収納の不満」をオーダーメイドの食器棚で解決

家具を買い揃えるのは、家を購入したタイミングと同時というパターンはとてもよくあります。
しかし、住んでみて、使いづらさや改善点に気がつくもの。

今回のお客様は、一戸建てに住み始めてからの2年間、もともと所有していた食器棚を使っていました。キッチン収納にさまざまな不満が出てきたため、オーダーメイドの食器棚で収納の悩みを解決しました。

そこで今回は、実際に住んでみて見えてきたキッチン収納の不満を解消。
理想のキッチン収納を叶えた事例を紹介します。

あえて吊り戸棚はつくらず、飾り棚を取り付けて「見せる収納」

あえて吊り戸棚をつくらない提案をした理由

一戸建て購入から2年。子どもの成長で、ライフステージが大きく変化し、既存の家具ではキッチンの収納量が足りなくなると感じたお客様。キッチンに吊り戸棚を設置したいと考え、収納ラボに来店されました。

あえて吊り戸棚はつくらず、飾り棚を取り付けて「見せる収納」2

あえて吊り戸棚はつくらず、飾り棚を取り付けて「見せる収納」に

ところが、キッチンに立つことが一番多い奥様の身長の場合、吊り戸棚に手が届きにくいことが判明。吊り戸棚を取り付けて収納量を増やしても、使いにくかったら意味がありません。

そこで、コーディネーターからは、あえて吊り戸棚をつくらず、ゴールデンゾーン(目線から腰の高さ)から下部にかけて収納を集中させるデザインをご提案。

吊り戸棚を取り付けようと考えていたスペースには、飾り棚を採用。奥様のお気に入りのカップ&ソーサーを飾り「見せる収納」にしました。

飾り棚には、奥様が大切にしている食器を置いて「見せる収納」に

飾り棚には、奥様が大切にしている食器を置いて「見せる収納」に

白とナチュラルで統一させ、部屋全体のトーンに合わせたデザインになっています。

スムーズな家事動線になるレイアウトと、収納スペースを確保

奥様の使い勝手を考え、吊り戸棚を採用しなかったため、収納スペースを下方部に集中させなければなりません。ひとまず、入れたいものを見直し、どこに何を入れるかを決めていきました。

引き出しは、入れたいものに合わせたサイズ設計にしています。重ねる枚数が少なくなり、よく使う食器の出し入れがスムーズになりました。

入れたいものに合わせたサイズに設計

入れたいものに合わせたサイズに設計

以前は、左側の備え付けの棚にゴミ箱スペースがありました。そのため、作業スペースでゴミが出るたびに、移動して捨てなければならなかったのです。これでは無駄な動きが増え、家事の効率が悪くなってしまいます。

食器棚には、ゴミ箱の収納スペースを確保

そこで、システムキッチンの背面にゴミ箱スペースを確保。
ゴミを捨てる際の動線が短くなり、より使い勝手が良くなりました。

快適な生活動線を実現した食器棚

ワークスペースを確保して、作業効率アップを実現

カウンターの右側は、フリースペースに。調理の作業台として使うだけでなく、奥様がパソコンを置いて作業ができるワークスペースにしました。

カウンターの右側は奥様のワークスペースとして確保

カウンターの右側は奥様のワークスペースとして確保

カレーやシチューなど煮込み時間のかかる料理は、なかなかキッチンを離れられません。そんなときに、キッチンでほかの作業ができるスペースがあれば、マルチタスクが可能になるのです。

奥様からは「レシピを見たり、料理の確認をしながら別作業をしたりできるので、とても便利です。キッチンにいる時間が増え、心地よく過ごせています」と喜んでいただけました。

収納力アップのために、既存の家具を1mm単位で改造

今回ご依頼いただいた食器棚の横にある備え付けの収納棚。
これも、使い勝手をより良くしたいと考えていたそうです。

そこで、キッチンの収納力アップのために、備え付けの家具に棚板や引き出しを取り付けて、使いやすくする提案をしました。
収納したいものをヒアリングし、オーダーメイドした食器棚とデザインを合わせ、統一感を持たせています。

既存の家具を1mm単位で改造

現在は、真ん中のオープン棚をお子様のランドセル置き場として使っています。いずれライフステージが変化すれば、別の使い方もできるでしょう。

左側の棚のオープンスペースはお子様のランドセル置き場に

左側の棚のオープンスペースはお子様のランドセル置き場に

住んでみて見えてきた収納の不満を、オーダー家具で理想の暮らしに変える

理想の暮らしを想像していても、住んでみないと見えてこない部分もあります。
今回のお客様は、一戸建てを購入して2年経ってからオーダー家具を購入いただきました。
住んだあとに出てきた不満をオーダー家具で解消することで、理想の暮らしに近づいたといえるのではないでしょうか。

住み心地をよくするために、住んでからオーダー家具を取り入れる。そんな事例を紹介しました。

心地よく暮らすために作ったオーダーメイドの食器棚

【担当コーディネーターのコメント】

お客さまへ、最適なご提案をするために、「収納するもの」「お部屋の間取り」「理想の暮らし方」などをお聞きします。その上で、お客さまの理想を叶えるプランを模索します。その時に、使いやすさは大切なポイントになります。

今回のお客さまのように、収納は必要だけど不便な高いところに収納を作っても、快適な暮らしは実現できません。このように、お客さまが使っている様子を想像した時に、気持ち良く使っていただいているイメージが持てるまで、プランを検証します。

オーダーメイドの食器棚だからこそ実現できる、心地よさを提供したいと思います。

オーダー家具のサイズ表

食器棚
横幅
1922mm
高さ
1828.5mm
奥行き
488.5/248mm

オーダー家具の仕様表

建物のタイプ
戸建
お部屋のタイプ
キッチン

オーダー家具を体感できる場所
収納ラボショールーム

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