マンションの収納が足りないときはどうする？プロが提案する3つの対処方法
マンションでの暮らしの悩みになりやすい収納。
収納が足りない状態での生活をどうにかしたくても、リフォームや住み替えがなかなか難しいのが現状ですよね。
そこで今回は、マンションに収納が足りないときの対処法をご紹介します。
また、マンションの収納が足りないときに実践したい方法や。マンションの収納の参考にしてもらいたい事例も合わせてご紹介。
ぜひ最後までお読みくださいね。
マンションの収納が足りない！そんなときに実践したい3つの対処方法
オーダー家具を提供している収納ラボでは、実際にお客様から「マンションに住んでいるが収納が足りない」というご相談をいただくことがあります。
長く住めば住むほどものは増えるけれど、収納スペースは限られているもの。
そんなお悩みを解消する方法を3つご紹介します。
（1）今ある収納を見直す
まずは、今マンションのお部屋にある家具を見直してみましょう。
それぞれの収納の中身はいっぱいになっていますか？
収納の中身に余裕がある場合は見直すことで、収納が足りない状況を改善できる可能性があるのです。
たとえば、本棚はいっぱいだけれどテレビボードの引き出しにはまだ余裕があった、などの場合は、収納の中身の一部の入れ替えで対処できる可能性があります。
また、ずっと収納棚の奥に片付けていたけれど、改めて見るともういらないものがあった場合は、捨てることでスペースを確保できます。
足りないと思っていたけれど、実は収納スペースが確保できる場合もあるのですね。
もちろん、一度、家にあるものの全体量を整理してみることも大切ですね。
（2）デッドスペースを有効活用する
マンションの収納が足りないときに見直したいのが、デッドスペースです。
デッドスペースは家の中で活用できていない場所で、いわゆる「無駄になっている空間」を指します。
家具の死角になっている場所や壁との隙間、クローゼットの中、家電の上などにできていることが多く、普段の生活では気づいていない場合が多いです。
マンションの中で特に見直したいデッドスペースは次のところです。
洗濯機やトイレの周り
洗濯機の上やトイレの便器の上は見落としがちなデッドスペースです。
収納ラックを取り付ける、突っ張りラックを取り付けるなどで、収納が足りない状態を解消できる可能性があります。
クローゼットの中
クローゼットの中のポールに衣類だけを収納していませんか？
クローゼットの中はハンガーで掛けた衣類の下部が空いていることが多く、収納スペースを作るチャンスです。
引き出しや棚を設置して、無駄な空間を活用しましょう。
デッドスペースを新しい収納スペースにすると、足りない収納を補える可能性があります。
家具や壁の隙間
家具同士の隙間や壁と家具の隙間など、家具を買い足すうちにデッドスペースができている場合には、壁面収納で解消するのがおすすめ。
壁面収納は壁や天井にぴったり納められるので、無駄なスペースができずにたくさんのものを収納できます。
特にマンションであれば、家具と柱や梁などとの隙間にデッドスペースができている場合が少なくありません。
お部屋の中にデッドスペースが多い場合は、壁面収納を取り入れてみるのもアイデアの一つに加えてみてください。
（3）新しい収納スペースを確保する
マンションのお部屋にスペースがない場合は、新しい家具を置いて収納を増やす方法を検討しましょう。
ただし、家具を増やすことでお部屋が狭く見えてしまい、部屋がごちゃごちゃした印象に見える可能性もあります。
そのため、マンションに新しい家具を増やすときには次の点に注意しましょう。
生活動線を確保する
マンションに新しく家具を取り付けるときには、普段の生活の邪魔をしないことが大前提です。
朝起きてから夜寝るまでの行動を思い出して、生活の妨げにならない場所を探しましょう。
収納を優先するあまり、快適な生活をなくしてしまわないよう注意してくださいね。
圧迫感を減らす
マンションの限られたスペースを広く見せるためにも、家具は圧迫感のないものを選びましょう。
家具は、上の方に奥行きが出さない、ボリュームを出しすぎないようにすると、圧迫感を減らせます。
インテリアとして演出する
新しく家具を増やすときには、インテリアとしてマンションのお部屋に馴染むようなものを選ぶと、お部屋を狭く感じにくくなります。
収納家具もインテリアの一つです。
マンションのお部屋を素敵にコーディネートするように置くと、違和感なく部屋に溶け込みますので、雑多でものが多いという印象を軽減できます。
またものをすべて収納に片付けるのではなく、見せる収納をバランスよく活用すると、おしゃれなインテリアとして収納できますよ。
見せる収納についてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。
【隠す収納・見せる収納】収納を工夫しておしゃれですっきりしたリビングに
マンションに新しく収納を作るなら壁面収納がおすすめ！
マンションに新しい収納家具を検討するなら、オーダータイプの壁面家具がおすすめです。
マンションの限られた空間を、デッドスペースをなくして最大限に利用したいなら、マンションに合わせて設計したオーダータイプの壁面家具はまさにうってつけと言えます。
マンションの壁面収納は、新築時にマンションオプションとして注文するしかないものであるとお考えの方もいますが、もちろん入居後にも設置可能です。
また管理会社に確認していただく場合がありますが、賃貸マンションでもさまざまな工法で設置できます。
壁面収納についてさらに詳しい記事はこちらを参考にしてくださいね。
マンションにも置ける！効率的な収納が叶うオーダー家具4事例
ここからは快適な生活を実現したオーダー家具の事例をご紹介します。
オーダー家具はサイズを部屋に合わせて設計できるので、マンションにもぴったりと合ったサイズで作ることができますよ。
事例を参考にしながら、ご自宅にはどんな収納が必要か考えてみましょう。
リビング収納＋クローゼットの多目的な壁面収納
お引越し先のマンションで収納スペースが足りない問題に直面しましたが、リビング収納とクローゼットを一体化させ、解消しました。
別の部屋にそれぞれの収納を置くのではなくリビングにまとめると、着替えや片付けが一箇所でできるようになり効率的です。
高さのあるクローゼットは、洋服はもちろん、掃除機やスーツケースなど収納に困るアイテムも片付けることができます。
オーダー家具を活用し、限られたスペースであるマンションで、快適な生活を実現しました。
テレビ台・本棚・飾り棚を集約した多機能な壁面収納
こちらはリビングの収納家具にテレビ台・本棚・飾り棚の役割をまとめた事例です。
それぞれ独立した家具を置くとスペースが確保できませんが、役割を集約できるオーダー家具なら安心ですね。
光を取り込んで明るい部屋にできるようガラス扉付き収納の上部を開けるデザインにしたり、ロボット掃除機の待機場所を作ったりと、オーダー家具だからこそできる工夫がたくさん。
窓の位置などを調整できないマンションにぜひ取り入れてもらいたいアイデアです。
一つの家具にまとめるからこそ、デザインの統一感も出て、おしゃれな部屋に仕上がりますよ。
ローボードで開放的な空間を実現した事例
こちらはローボードと間接照明付きの飾り棚を設置した事例です。
収納は腰よりも低い位置に作ることで圧迫感を感じさせません。
ローボードはテレビ周りやリビングに置きたいこまものを収納できるよう設計しました。
充分な収納量を確保することで、スッキリとした生活感のない空間を実現。
まるでリゾートのようにゆったりとしたマンションになりました。
理想のインテリアコーディネートや、理想の収納家具はあるけれど、マンションにサイズが合わないというときにはオーダー家具もアイデアに加えてみてくださいね。
大容量の収納にデスクまで設置したアイデア満載事例
こちらは壁面一面に収納を作り付け、大容量の収納を追加した事例です。
壁面いっぱいという大きさながら、フラットな作りなので圧迫感はそれほど感じられません。
またパソコンデスクを椅子ごと組み込み、使わないときはしまっておけるアイデア収納になっています。
テレビボードも兼ねていますので、AV機器も収納。
配線類も通せるようになっているので、見た目が美しいだけでなく、掃除も簡単な点が嬉しいですね。
落ち着いた色味がインテリアとしても素敵です。
マンションの収納が足りないときは今の収納の見直しから！
マンションの収納が足りないからと言ってむやみに家具を増やしてしまうと、お部屋が狭くなったり、生活動線を塞いでしまったりすることも考えられます。
まずは、今ある収納の見直しを行って改善していきましょう。
家具の見直しやデッドスペースの活用が、マンションの収納が足りない状態を解消する第一歩です。
マンションの収納にはオーダータイプの壁面収納がおすすめ。
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