オーダー家具の移設について
キャットウォーク付きオーダー家具の移設を行いました。
お客さまから、設置した家具を引越しなどで移設は可能なのかと、お問い合わせをいただく事があります。私たちが提供するオーダー家具は、条件を満たせば移設は可能です。
移設先の建築躯体を調べさせて頂き、耐震施工が可能なことを確認した上で移設を行います。今回ご紹介するオーダー家具は、4年前に設置させていただいたマンションから、戸建て住宅への引越しに伴い移設することになりました。
引越し先の戸建て住宅は、設計段階からオーダー家具の移設を想定していたため、オーダー家具が設置出来るように間取りや壁の内側の構造も作られています。
実際に家具の移設の様子をご紹介いたします。
まずは、これまで住んでいたお部屋からオーダー家具を取り外し解体しながら運び出します。
移設先で組み立てる際に迷わないようにするために、各部品やパーツに目印をつけてから解体していきます。
オーダー家具の本体が外されて、壁面に固定するための補強材だけが残っています。
オーダー家具がすべて外された状態です。
オーダー家具を固定していた補強材を外した所の壁紙が剥がれている以外には目立った傷は無く、オーダー家具を設置してもお部屋を必要以上に傷つけていないことがわかります。
午前中の作業で、撤去作業は完了しました。
午後から、新居のリビングへ設置作業を開始します。
解体されたオーダー家具のパーツや部品を運び入れながら、オーダー家具を設置するための土台から組み立てていきます。オーダー家具を設置する際に基礎となる部分なので、正確に位置を確認しながら固定していきます。
次に、壁にオーダー家具を固定するための補強材を壁に固定しています。
次に解体する前につけた目印と設計図面を確認しながら、元通りにオーダー家具を組み立てていきます。
今回のオーダー家具は、大きいため移設は2日間を予定しています。初日に予定していた作業はもうすぐ終わりです。
全体像がわかる程度に、オーダー家具のカタチは元通りになっています。
今晩、お客さまが生活できるように道具や部材を片付けて初日の作業は終了です。
またこの状態で、オーダー家具の本体は壁に固定されているので転倒することはありません。
二日目の作業開始です。
前日にほぼオーダー家具の組み立ては完了しているので、キャットウォークの位置、引き出し、扉など可動部分の微調整を行います。
ちょっとした歪みで、可動部分の動きが悪くなるので最終調整が大切な作業となります。
今回はオーダー家具を移設するために、新居のリビングは設計されているので作業はスムーズに進みました。
最後にオーダー家具全体の汚れをきれいに清掃して、移設は無事に完了しました。
移設が完了したオーダー家具は新品のようです。
収納ラボで設置しているオーダー家具は、このように移設も可能です。思い入れのあるオーダー家具を引越し先でも長くお使いいただけるようにサポートいたします。