収納ラボの工場に地元小学校から工場見学に来てくれました。

地元の小学生に、オーダーメイド家具の製作現場を紹介しました。

私たちの工場は、全国的には刃物の街として知られている岐阜県関市にあります。工場のある地域は山に囲まれ、近くにはホタルが舞う川が流れ、田畑も多く静かで自然が豊かなところです。
岐阜県は、豊かな山の資源を活用したものづくりの歴史があります。関市の刃物の他に、美濃の和紙、陶磁器、飛騨地域の木工、家具など、いずれも昔から伝統を受け継ぐ産業として高い技術を継承してきた地域でもあります。

そのような地域にある地元の小学校の先生から、生徒に地元の産業に触れる機会を作りたいので工場見学をお願いできないかと連絡がありました。子供達に木工産業を身近に感じてもらう良い機会ですので、もちろん協力させていただきました。

興味津々の子供達。

工場見学の当日には3年生の生徒さん12名が訪ねて来てくれました。工場に小さな体の子供達が入ってくると、大人にとっても大きな機械や材木の印象がさらに際立っていました。
工場には、そのような大きな機械、材木、様々な工具などもあるので、安全面にも配慮して子供達は、通学の時にかぶる黄色いヘルメット(岐阜県では、シェルメットという名称で親しまれています。)をしっかりと装着してもらって工場見学が始まりました。

まずは、スタッフの自己紹介の後に、実際に加工機械を動かす様子を見てもらいました。
最初に大きな板材を必要なサイズにカットする機械を使って、実際に木材をカットするところを見てもらいました。大きな音がする機械なので、びっくりしたりする子もいましたが、一様に興味を持って見てくれていました。

ドイツ製のマシニングセンターは工場の大黒柱。

次に、見てもらった機械は私たちの工場で最も重要な役目を果たすドイツ製のマシニングセンターです。マシニングセンターとは、複数の刃物を自動で交換できる機能があり、設計データをもとにプログラミング制御に従って、穴開けや平面削りなどを1台でこなせる機械のことです。
この機械を導入したことで、品質の向上と納期短縮が可能になりました。
一般的な木工産業というイメージだと、ノコギリ、ノミ、カンナなどの道具を使って職人が木材を切ったり削ったりする状況を想像しがちですが、この機械はコントールパネルを操作するスタッフ一人で、様々な加工をすべて行うことができるので、工業製品を作る金属加工のイメージに近いと思います。そんな、最先端の木工加工技術を間近に子供達に見てもらえたのは良かったと思います。

仕上げは、加工機械と職人の手仕事。

最後に見てもらった機械は、エッジバンダーという機械。この機械は、カットされた集成材の木口(断面)を隠すために、家具の仕上がりの色に合わせたエッジ材と言われる樹脂のテープを貼り付けていく機械です。この作業を機械で行うことによって、家具の耐久性が格段に向上し、見た目も美しい仕上がりになります。

機械の説明の後には、こうして機械で加工された材料は職人の手によって組み立て作業が行われ、設置するお客さまのお部屋に搬入できるサイズに梱包する作業までの流れを説明しました。最終仕上げは、やはり職人の目と手によって行われます。

森林資源のこと、リサイクルのこと

一通り加工機械を見てもらった後には、工場のスタッフと工場長から子供達に木工産業のことや、収納ラボのオーダー家具について説明がありました。

この日のためにスタッフが手書きのイラストボードを用意して、森林資源や木材の種類について説明してくれました。

岐阜県の山には、豊かな自然と綺麗な川が流れているおかげで、立派な木材が育つ事。
そんな木材でもすべてが使えるわけでなく、中には細い木や曲がった木など、大きな板材や柱に使えない木材もあるので、そうした木材は細かく粉砕して樹脂で固めて再利用できるように集成材が作られ、私たちのオーダーメイド家具は主にそうした集成材で作られていることを説明してくれました。
良質な木材を手に入れるためには、豊かな自然が必要なので、大切な天然資源を形が悪い事で捨ててしまうのではなく、自然環境を守るためにリサイクルが大切な事も伝えてくれました。

収納ラボのオーダーメイドについて

工場長からは、この工場で働く職人の作業の種類や内容について、さらにお客さまとのプランニングの進め方、そして安全にお客様のお部屋に設置するために、お部屋の構造を調べて最適な方法で家具を固定することなど、収納ラボの仕事について全容を説明をしてくれました。

子供達からも、一つの家具が出来上がるまでにどれくらいの時間がかかるのか?といった質問や加工機械を見た感想など意見が聞けて、楽しい時間になりました。将来、木工産業に興味を持ってくれるきっかけになったら嬉しいです。

最後に・・・

工場見学の後日、工場見学の様子を掲載した学級便りを見せていただいたり、見学に来てくれた子供達に、工場の前で会うと元気に挨拶してくれるので、工場のスタッフも喜んでいます。

これからも、そうした地元の人々との触れ合いも大切にしていきたいと思います。
木工産業の中心地で、地元地域のコミュニケーションに貢献しながら、これからの木工産業を支える存在になれるように、努力していきたいと思います。

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