北欧インテリアから学ぶ!人を呼びたくなる部屋作り

北欧インテリアから学ぶ!人を呼びたくなる部屋作り

心地よい暮らし
北欧インテリアから学ぶ!人を呼びたくなる部屋作り

北欧のお宅訪問では、まるで昔からの友人だったかのようにくつろいでしまうことがあります。

その理由はホストの人柄だけでなくインテリアのここちよさに秘訣があるのではないでしょうか?!

本日はここちのよい北欧住宅を参考に、センスアップできるインテリアコーディネートについてお伝えします。

だれでも簡単にセンスアップする北欧流部屋作りのポイント4つ

北欧住宅の配色と考え方

お部屋のコーディネートを考える時、はじめに配色について考えます。

1部屋に3色ほどの色でまとめることを意識してください。

3色の内訳は、床や壁などの大きな面積はベースカラー、全体の雰囲気を決める家具やラグはメインカラー、そして差し色となる小物使いはアクセントカラーと分類されます。

配色比はベースカラーが7割、メインカラーは2.5 割、アクセントカラーは0.5割と覚えておくとよいです。

ここちよさを大事にする北欧のインテリアは、淡い色調のコーディネートでまとめられていることが多いです。

淡い色調は光をやさしく拡散する効果があり、季節によって日照時間が短い北欧ならではのアイデアです。

この色調を意識すると北欧コーディネートに近づきます。

色選びに悩んだら、なるべく自然界にあるようなやさしい色味をベースカラーとして使い、繋ぐようにメインカラーはアースカラーで配色すると馴染みやすいです。

例えば、くすんだ白をベースカラーに、自然界にある木の色や植物の緑、あるいは夕日の様なテラコッタをメインカラーとし、アクセントカラーは濃い色で引き締めます。

アクセントカラーに自分の好きな色味を取り入れ、ここちよい部屋を目指して下さい。

窮屈にならない家具の選び方とスッキリ見せるテクニック

部屋をスッキリ爽やかに見せるにはある程度の広さが必要です。

我が家は狭いので…と諦めなくてもテクニックで広さを演出することが可能です。

例えば大きなソファーを設置したい場合、ソファーの座面や背もたれが低いものを選ぶことで窮屈さを払拭できます。

家具全体を低めなものを選び、高さに統一感をもたせることで視線を遮らず部屋の上部にゆとりが生まれます。

また家具配置も一工夫し、入口から見て視線を遮らず見渡せるかどうかもポイントです。

床などの平らな面が広く見えるように家具を配置します。

どうしても背の高い家具を設置したい場合は入口から死角になるよう置くと圧迫感が抑えられます。

壁面収納を設置したい場合は、すべての棚にモノを詰め込みすぎず程よく小物等をディスプレイすると窮屈に見えません。

北欧で壁一面本棚があるお宅を訪問した際も、すっきり見えるテクニックがありました。

下棚部分はぎっしり収納して中棚部分はディスプレイメイン、そして上棚部分に至ってはものを詰めず照明器具を使い光の効果で雰囲気よく軽やかさを演出していました。

書籍の収納方法では、背用紙の色味を合わせてグラデーションにしたり、表紙が見えるように収納したり、あるいは横に寝かせて小物に高さを足すためのツールとしたり、見せる収納のテクニックでセンスアップをはかっていました。

フォーカルポイント使いで単調さを防ぐ

空間にインパクトを出すフォーカルポイントについてお伝えします。

フォーカルポイントとは視線を集中させる場所を言います。

部屋にフォーカルポイントを作ることで、見せたい箇所に意識を集中させることや反対に見せたくない場所から視線を外すときも使えます。

また集中ポイントをつくることで空間にメリハリや奥行が生まれ、同じ広さでも広く感じます。

北欧でもハイセンスな小物使いでフォーカルポイントを楽しむお家が多かったです。

壁面収納の一部を大胆にディスプレイして他の収納部分から目をそらす。

お気に入りのソファーに腰かけた時に見える位置を大好きなアートで飾るなど様々。

フォーカルポイントに自分の趣味や季節のアートを取り入れることで、そこを起点にゲストとの会話も弾みます。

窓辺の景色と光の関係

北欧の住宅ではカーテンをしないことが多いです。

カーテンがあってもインテリア要素だったりと日本のような使い方をしないことに驚くかも知れません。

彼らにその理由を尋ねると、「自然光が美しいのにもったいない」「夜には夜の楽しみ方がある」等ステキな表現に魅了されました。

彼らのように外の景色もインテリアの一部として取り入れ自分のものにするのはどうでしょう。

部屋と外景を馴染ませ調和させることで空間に広がりが生まれます。

北欧の夏の夕暮れはゆっくり時間をかけて沈みます。

だんだん暮れていく夕日の色味と重ねるように部屋の照明やキャンドルを足していきます。

この時間の使い方の贅沢さといったら格別です。

忙しい日本では同様にできなくても、窓辺と光を意識したインテリアを取り入れ北欧のここちよさを感じてみては?!

最後に

 

北欧インテリアと聞くとシンプルなイメージがありますが、北欧住宅視察では完璧に整頓されているお宅ばかりではありませんし、一様にシンプルでもミニマムでもありません。

ただそこには”ここちよさ”を一番に考えた暮らしのイメージがインテリアで表されているのだと感じます。

今回の4つのポイントは北欧インテリアのようなここちのよい部屋作りのための基本要素です。

ぜひ参考にしてくださいね。

 

心地よい暮らし・ライタープロフィール

新倉暁子(ニイクラアキコ)

インテリアコーディネーター・北欧ライフスタイル研究家・整理収納アドバイザー。

住空間を整える時”どんな暮らしがしたいのか”思考の整理が大切だと考える。

幸福度の高い北欧視察をきっかけに、北欧ライフスタイルから片付け収納に至るまで「ここちよい暮らし」を発信している。

「片付けられない女」の経験を活かした片付け講座、個人向け片付けサポート、コラム執筆、イベント企画等をおこなっている。

東京都内在住、夫と子供とワンコのマンション暮らし。

■HP
http://studio-cozy-home.com
■ブログ「北欧×片付けLAGOM私が決めるライフスタイル」
https://ameblo.jp/dear0412
■note
https://note.com/lagomstyle
■インスタグラム
https://www.instagram.com/studio.cozy.home

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